2022年も残りわずかとなりました。皆さまにとってどんな1年だったでしょうか。
今年もインターネットのセキュリティに関するさまざまなニュースがありました。
ウイルスバスター セキュリティトピックスは、そうした危険からお客さまご自身や周りの大切な人たちを守り、安全に、安心してインターネットを活用いただくためのセキュリティ情報を提供するサイトとしてオープンしました。
今回は、本サイトで扱った「特定の企業・サービスを装ったネット詐欺」や「OS※のセキュリティアップデート」のニュース記事について、特にアクセス数の多かったものをランキング形式で紹介します。
特にネット詐欺の被害は年末年始の期間でも確認されていますので、事前に手口や対処法を把握して、同様の被害を未然に防ぎましょう。
※OS(オペレーティングシステム)=WindowsやiOSなどのパソコンやスマホを動かす土台となるソフトウェアのこと
1位:「プライム会費のお支払い方法に問題」などのAmazonをかたる偽SMS・偽メールの手口と対策
一番読まれたのはAmazonをかたるネット詐欺の手口と対策についての記事でした。「Amazonプライム会費のお支払い方法に問題があります」などの文言で偽 SMS(ショートメッセージ)や偽メールを送り付けて、そこから誘導した本物そっくりの偽サイトで個人情報を盗み取ろうとするネット詐欺が流行しました。
2位:「アカウントの自動退会処理について」などのえきねっとをかたる偽メールにご注意ください
フィッシング対策協議会は2022年3月4日、JR東日本のサービス「えきねっと」をかたる偽メールが増加しているとして、注意を呼びかけました。2021年6月に行われたサイトリニューアルや、一定期間ログインしていないユーザの自動退会処理に便乗した手口です。
3位:「お取引目的等のご確認」などのみずほ銀行をかたる偽メールにご注意ください
また2022年9月にはみずほ銀行をかたる偽メールが流通しているとして、フィッシング対策協議会より注意が呼びかけられました。「お取引目的等 のご確認」、「ご本人確認」などの文面の偽メールによって、みずほダイレクトを装った偽サイトに誘導されることが確認されています。
4位:iPhoneなどに乗っ取りの恐れ 早急に最新OSにアップデートを行ってください
2022年8月には、AppleがiPhone、iPad、MacなどのApple製のデバイスについて、深刻な脆弱性(ぜいじゃくせい:プログラムの弱点)があることを公表しました。Appleは「この問題が活発に悪用されていた可能性がある」として、同社製のデバイスにセキュリティアップデートを適用するように呼びかけました。
5位:「ETCに支払情報が変更」などのETC利用照会サービスをかたる偽メールにご注意ください
フィッシング対策協議会は、2022年7月にETC 利用照会サービスをかたる偽メールが流通しているとして注意を呼びかけました。また、同年11月にも「ETCに支払情報が変更」というタイトルの偽メールが流行しました。
被害にあわないための対策
2022年のニュースを振り返ってみて、いかがでしたでしょうか。自分が利用しているサービスを装った偽メールや偽SMSが届いた方もいらっしゃるかもしれません。
ネット詐欺に利用される偽サイトは本物のサイトのロゴやレイアウトをコピーして作られることが多く、本物かどうかを見分けることは非常に困難です。
もしSMSやメール内に記載されているURLが怪しいと感じたら、セキュリティ対策ツールでURLの安全性を確認することも検討してください。
トレンドマイクロは無料のセキュリティ対策ツールウイルスバスター チェック!を提供しており、LINEのトーク画面でWebサイトの安全性やメールアドレスの流出を確認できます。
ウイルスバスター チェック!(無料)
またOSの脆弱性を悪用した乗っ取りは、OSをアップデートすることでリスクを低減できるため、常に最新版のOSを利用しましょう。
2023年以降もウイルスバスター セキュリティトピックスでは役に立つインターネットセキュリティの情報を発信しますので、2023年もサイトを引き続きよろしくお願いいたします。
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