普段オンラインゲームやチャットアプリに使っているパソコンやスマートフォン(以下スマホ)にセキュリティ対策を行っていますか?
安全だと思っていたファイルを開いてウイルスに感染してしまったり、人気のゲームタイトルを装った偽サイトにだまされてアカウント情報が流出した結果、オンラインゲームやSNSのアカウントが乗っ取られてしまったり、様々なインターネット上の危険が身近に潜んでいます。
この記事では、ゲームユーザを狙った事例をもとに、気をつけたいインターネット上の危険とその対処法を説明します。
ウイルスなどを含んだ危険なファイルを意図せずに開いてしまう危険
危険なメールの添付ファイルやWebサイトからダウンロードしたファイルを不用意に開くと、パソコンやスマホがウイルスなどの不正プログラムに感染する恐れがあります。
不正プログラムは主にパソコンに感染するイメージがありますが、スマホを狙った事例も確認されています。
実際に人気のゲームタイトル”サイバーパンク2077”を装った偽のアプリが、Google Playに似せた偽サイト上で配布されていました。この偽のアプリを開くと、スマホがランサムウェア※という不正プログラムに感染し、「24時間以内にBitcoinで500ドルを支払わないとデータを消去する」と脅迫されてしまいます。
※ランサムウェア:デバイス内のデータを勝手に暗号化することで正規のユーザがアクセスできないようにして、その暗号化を解除して元の状態に戻すための身代金を要求する不正プログラムのこと
不正プログラムの対策方法はこちら
フィッシング詐欺によってアカウント情報や個人情報が盗まれる危険
企業やサービスなどを装った偽サイトを使って、アカウント情報(ID・パスワード)や個人情報、クレジットカード情報などを盗み取る”フィッシング詐欺”が流行しています。
フィッシング詐欺の手口としては、「重要確認」、「お支払い方法に問題」といった不安をあおる内容のメールやSMS(ショートメッセージ)によって偽サイトのURLが拡散され、偽サイト上でアカウント情報(ID・パスワード)などを入力すると、これらの情報が盗まれる恐れがあります。
具体的な事例としては、大手通販サイトや人気のゲームタイトル”FORTNITE”のログイン画面を装った偽サイトが確認されており、今後別のサービスを装った偽サイトも出現する可能性があるので注意してください。
偽サイトは本物のWebサイトそっくりに作られていることが多いため、無理に見分けようとせずに、セキュリティ対策ソフトによる対策を検討しましょう。
フィッシング詐欺の対策方法はこちら
流出した情報が悪用され、アカウントが乗っ取られる危険
ウイルスやフィッシング詐欺によってアカウント情報(ID・パスワード)が流出すると、利用しているサービスのアカウント乗っ取り被害につながる恐れがあります。
具体的には、Discordのチャットで「”Discord Nitro”(有料プラン)が1カ月無料になる」といった嘘の文面で偽サイトのURLが送られてくる事例が確認されており、この偽サイトにアカウント情報を入力するとアカウントが乗っ取られる恐れがあります。
またTwitterなどのアカウントが乗っ取られた結果、偽サイトのURLをツイートされてしまった事例も確認されています。
チャットアプリやSNSアカウントを乗っ取られてしまうと友人・フォロワーに被害が拡大する恐れがあるため、注意しましょう。
アカウント乗っ取りの対策方法はこちら
【参考情報】
[英文記事][Scam Alert] Discord Nitro Phishing: You could eventually have your Steam account exposed!
セキュリティ対策ソフト・アプリを利用してパソコンやスマホ、アカウントを守りましょう
ウイルス感染やフィッシング詐欺の被害を予防する
最近は、安全そうなファイルにウイルスが紛れ込んでいたり、自然な日本語で作られた偽サイトや偽SMS・偽メールが確認されたり、インターネットを利用した犯罪の手口が巧妙化しています。
個人が完璧に対策することが困難になっているため、セキュリティ対策ソフトの利用を検討してください。
【パソコン向けのセキュリティ対策ソフトのご紹介】
トレンドマイクロが提供するウイルスバスター クラウド(Windows/Mac)では、AI技術でさらに進化した多層防御でウイルスなどの不正プログラムへの感染を未然に防ぎます。
さらに「Web脅威対策」によって、個人情報や金銭をだまし取る目的のネット詐欺サイト(偽サイト・詐欺サイト)へのアクセスをブロックします。
ウイルスバスター クラウドは⽇本の個人ユーザを狙ったネット詐欺サイト*でのブロックテストにおいて97%をブロックし、テスト対象の5製品においてブロック率1位を獲得しています。
*検体のカテゴリーとその最低限の数量をトレンドマイクロで設定。
※出典:Flatt Security によるセキュリティ製品(Windows 11)の性能検証 (2021年12⽉)
⽇本市場における Windows 版セキュリティ製品をそれぞれ別の Windows 11 端末にインストール。⽇本向けのネット詐欺サイトについて、優先度ごとに定めたカテゴリーとその最低限の数量に基づき、テスト時に有効な521サイトを2021年12⽉3⽇〜2021年12⽉9⽇に抽出し、テスト対象5社の製品でのブロック数を集計。ブロックされたサイトを全サンプル数で除して検出率を算出。
またウイルスバスター クラウド(Windows/Mac)はオンラインゲームなどのパソコンに負荷のかかる作業を行うユーザ向けに「サイレントモード」を搭載しています。
「サイレントモード」は、緊急でない通知や指定したプログラムを停止することにより、ゲームに集中できる環境を提供します。
【主な機能】※全ての機能一覧はこちら
・ウイルス対策
・ネット詐欺対策
・プライバシー保護
・保護者による使用制限 など
ウイルスバスタークラウド(Windows/Mac)無料体験版
【スマートフォン向けのセキュリティ対策アプリのご紹介】
ウイルスバスター モバイル(iOS/iPadOS/Android)は、AI技術でさらに進化した「Web脅威対策機能」で危険なWebサイトへのアクセスをブロックし、ネット詐欺の被害を未然に防ぎます。
また「不正アプリ対策」によって、人気アプリや有名企業を装った不正アプリのインストールを防ぎます。
※「不正アプリ対策」はAndroid版でご利用いただけます。
ウイルスバスター モバイル(iOS/iPadOS/Android)無料体験版
[主な機能]※全ての機能一覧はこちら
①Web脅威脅威対策
②不正アプリ対策(Androidのみ)
③SMSスキャン
アカウントの乗っ取り被害を予防する
ウイルスやフィッシング詐欺などによってアカウント情報(ID・パスワード)が流出した場合、不正ログインをされてアカウントが乗っ取られる可能性があります。
万が一アカウント情報が流出したときの被害を最小限に抑えるために、二段階認証(二要素認証)の設定をしたり、複数サービスでのパスワードの使いまわしを避けたり、日ごろの対策を徹底しましょう。
また、推測されやすいパスワードを使用していると、パスワードが流出していない場合でも悪意のある第三者によってサービスに不正ログインをされてアカウントが乗っ取られる可能性があります。
そのため利用しているサービスに対して、推測されにくいパスワードを個別に設定してください。
一方で全てのサービスに個別にパスワードを設定していると、どのサービスでどのパスワードを使用しているのか忘れてしまいがちです。
またサービス毎にパスワードを考えるのも大変なので、安全に、簡単に管理したい場合はパスワード管理ソフト・アプリの利用を検討してください。
パスワードマネージャー(iOS/iPadOS/Android/Windows/Mac)はトレンドマイクロのパスワード管理ソフト・アプリです。
あなたのパスワードや個人情報を安全に管理し、不正アクセスや情報流出による被害を未然に防ぎます。
またWebサイトやアプリ上で登録しているパスワードを呼び出して、キーボードで文字を入力せずに、安全に・簡単にログインすることができます。
[主な機能]※全ての機能一覧はこちら
①Webサイト上でのパスワードの自動入力
②パスワードの流出有無や安全性の確認
③銀行口座やクレジットカードなどの情報もまとめて管理
④安全なパスワードの自動生成
パスワードマネージャー(iOS/iPad OS/Android)無料体験版
パスワードマネージャー(Windows/Mac)無料体験版
オンラインゲームを安全に楽しむために
ウイルス感染やフィッシング詐欺、アカウントの乗っ取りなどの危険は、インターネットを利用していると誰でも遭遇する可能性があります。
本記事で紹介したセキュリティ対策ソフト・アプリなどでパソコンとスマホを守り、オンラインゲームを安全に楽しみましょう。
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