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振り込め詐欺に注意!実際の手口やだまされないための対策も紹介 

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突然、家族や警察などから「交通事故の示談金が必要だ」「トラブル発生したためキャッシュカードを預けてほしい」という電話がかかってくることがあります。  

しかし電話の相手は詐欺師である可能性が高く、このようにターゲットから言葉巧みに金銭をだましとる”振り込め詐欺”が横行しています。  

本記事では、具体的な詐欺の手口やだまされないための対策を解説します。  

振り込め詐欺の手口 

詐欺師は家族や警察、弁護士などを装い、架空の事故に対する示談金やトラブルの和解金といった名目で金銭をだまし取ろうとします。 

突然電話がかかってきても、詐欺師の話を簡単に信じないように、以下で解説する代表的な手口を把握しておきましょう。  
※以下で解説する手口以外が用いられる可能性もあります。  

【参考情報】 
ゆうちょ銀行|振り込め詐欺等の犯罪事例について 

振込型

詐欺師が家族や警察などを装い、人間関係のトラブルや事故で「解決のために至急お金が必要」などの理由で、高額な金額を指定の銀行口座に振り込むように要求します。

家族を装う手口の場合、ターゲットに怪しまれないために、事前に「携帯の電話番号が変わった」「風邪で声が変わって聞こえるかも」といった仕込みの電話をかけることもあります。 

現金受取型 

詐欺師が家族などを装う点は振込型と同じですが、この手口では「自宅まで取りにいくからお金を用意しておいてほしい」と要求されます。 

その後、「自分は行けなくなったので、別の人を行かせる」と言って、本人ではない受取役が現金を取りに来ることに疑問を抱かせないようにします。 

キャッシュカード受取型 

警察官などを装った詐欺師から「あなたの口座が悪用されている。新しいキャッシュカードへの変更が必要だ。銀行協会の職員があなたの家に伺うので、キャッシュカードを預けてほしい。」といった電話がかかってきます。 

その後、銀行協会の職員になりすました受取役が自宅を訪ねてきて、キャッシュカードを受け取り、ATMで不正に現金を引き出します。 

振り込め詐欺の被害状況 

警察庁の調査によると、2023年度の振り込め詐欺の認知件数は、3,955件、被害額は133.5億円に上ります。 

2022年度の認知件数は4,287件、被害額は129.4億円となっており、前年と比較して認知件数が減少した一方で、被害総額は増加しています。 

振り込め詐欺の手口はより巧妙になってきており、今後も被害が拡大していくと考えられます。 

【参考情報】 
警察庁|令和6年5月末における特殊詐欺認知・検挙状況について 

振り込め詐欺でだまし取られたお金は返ってくる? 

振り込め詐欺にだまされてお金を振り込んでしまったとしても、そのお金が返ってくる可能性があります。 

各金融機関では、”振り込め詐欺救済法”により、被害者に対して、犯罪利用口座に残っている犯罪被害金の返還を行っています。 

お金を振り込んでしまった場合は、速やかに警察や振込先の銀行に相談しましょう。 

また、返金金額は、犯罪利用口座にある残高と被害者の数により異なります。 
必ず返金されるわけではない点に注意してください。

振込先の銀行の連絡先は、こちらから確認しましょう。 
また、振り込め詐欺救済法を利用した返金の詳しい流れについては、こちらを参照してください。 

【参考情報】 
預金保険機構|振り込め詐欺にあったら 
全国銀行協会|振り込め詐欺旧製法とは 

振り込め詐欺にだまされないための対策 

詐欺師は、言葉巧みにターゲットをだまそうとします。 

お金を渡す前に、まずその電話の話が事実か疑い、真偽を確認することが大切です。  

ここでは、振り込め詐欺と思われる電話に出てしまったときにできる対策をいくつか紹介します。  

特殊詐欺・振り込め詐欺の常套句を目に入るところに貼っておく 

振り込め詐欺の常套句を目に入るところに置いておくことで、あやしい話をされたときに振り込め詐欺かを疑うきっかけになります。

警察や金融機関が振り込め詐欺の注意喚起のチラシを配布しており、電話機の横など目に入るところに置いておきましょう。

【参考情報】 
警察庁|「国民を詐欺から守るための総合対策」の決定 
静岡県警察|特殊詐欺被害防止ポスター&チラシ 

家族に事実確認をする 

振り込め詐欺では、家族のトラブルを装った事例が多く報告されています。 

家族がトラブルに巻き込まれたと聞くと動揺してしまうかもしれませんが、登録済みの電話番号など、普段連絡を取っている方法で、まずその家族に事実確認をしましょう。 

また、家族しか知らないことを電話の相手に質問してみることも、電話口の人物が本当に家族かどうか確認するのに有効です。 

金融機関の助言を聞く 

金融機関では、振り込め詐欺にあっていると思われる人に声をかけている場合があります。 

金融機関の職員が、第三者の目線で不審な点に気づいてくれる可能性があります。 

自分は詐欺にあわないから大丈夫だと思い込まずに、振込の理由を聞かれたら彼らに相談してみましょう

知らない人に現金やキャッシュカードを渡さない 

振り込め詐欺の中には、代理人を装い知らない人が現金やキャッシュカードを受け取りに来る事例も報告されています。 

知らない人に現金やキャッシュカードを渡さないようにしましょう。 

振り込め詐欺の電話がかかってくるのを防ぐ対策 

詐欺師の巧妙な作り話の内容を信じないように、そもそも振り込め詐欺の可能性のある電話に出ないことが重要です。 

ここでは、あやしい電話に出ない、もしくは振り込め詐欺の電話を抑止する対策を紹介します。 

知らない番号からの電話には出ない 

相手の電話番号を表示するナンバーディスプレイ機能や、自動で録音する機能が付いた電話機の利用を検討しましょう。 

また、利用中の電話機に録音機能が付いていない場合は、電話機に後付けできる振り込め詐欺対策機器を導入してもよいでしょう。

【参考情報】 
レッツコーポレーション|振込め詐欺見張隊 新117(しんいいな) 

在宅時でも留守番電話の設定をしておく 

詐欺師は、自分の声を証拠として残されることを嫌がります。

「留守番電話の振り込め詐欺防止のために知らない番号からの電話には出ない。用件があればメッセージを残してほしい。」といった留守番電話メッセージを設定しておくことで、詐欺師からの電話を抑止できます。 

警察が紹介する”振り込め詐欺防止の留守番電話メッセージ”を参考に設定しましょう。 

【参考情報】 
千葉県警察|留守番電話応答メッセージ 
北海道警察|特殊詐欺被害防止には留守番電話が有効です 

「自分は大丈夫」と思わず、警察などに相談しましょう 

「自分はだまされないから大丈夫」と思っていても、いざ電話がかかってきたときに相手のペースに乗せられて、詐欺師の話を信じてしまうおそれがあります。 

第三者の視点で不審な点に気がつく場合もあるため、お金を渡す前に一度最寄りの警察や金融機関へ相談してください。 

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